逆上がりができるコツ かけっこが速くなるコツ―みるみる運動神経がよくなる本

以前、売れているからという理由で跳び箱ができる!自転車に乗れる! (日本で一番わかりやすい体育の本)を読んでみたところ、とても多くの種目（コマ回しなどまで）を広く浅く扱っていて、おかげでどの種目も写真も少なくがっかりしてしまった。そのため今回は「扱っている種目が少ない」「写真・イラストが多い」という理由でこちらの本を購入。結果大正解。逆上がり・空中逆上がり・空中前周り/開脚とび（跳び箱）/前転・後転・側転/かけっこ/前回し・あやとび・二重とび/ボール投げ受け・蹴るこれですべてです。小学校の授業で必要なことで、ちょっと難しめのことすべて。それ以上は書いていません。その代わり逆上がりだけで10ページも割いています。自分自身が逆上がりに苦しんだ小学生だったのでわかるのですが、できない人は何もかもわかっていません。やってみたらできちゃった、的な運動神経の良い人には信じられないかもしれませんが、できない人は「せめて理屈だけでも知りたい」です。そして意外と理詰めでやったらできたりもします。そんな運動音痴にはこのくらい「ポイント」をたくさん書いてくれている本はありがたいです。また、自分が難なくできたものは人に教えられません。側転で悩んだことなどないのですが、でんぐり返しでとまどっている子どもをみると、はたしてどうやったら前転後転を通過させ、側転まで進めることができるか全くわかりません。そんなとき教え方のヒントとしてもとても役に立つ本です。いかにも自分は今はできるような書き方をしてしまいましたが、たぶん私は今、逆上がりはできなくなっている気がします。開脚とびも無理です。この本を読んでいたら試してみたくなりました。大人のリベンジにもこの本は使えるのではないかと思います。