呉清源のこの手ご用心 置碁編 (マンツーマン・ブックス―名著シリーズ)

私は現在、置き碁をほとんど毎日やっています。置き碁をやると星定石に詳しくなるからという意味はありますが、この本は置き碁に強くなるとか星定石に強くなるだけでなく、それ以上に囲碁とはどういうものかを本質的に教えてくれます。目次からして星定石の基本棋譜が並んでいます（笑）実際私は「置き碁をしてこの本を読みまた置き碁をする」それからまたこの本で出てきた星定石を探し出して読み返すという星定石辞典として使っています。これは効果抜群のやり方です。それからこの本は自分が黒番の置き碁をする時ばかりではなくて、互先、定先にまで十分応用が効きます。私はコンピュター囲碁をする機会が多いですが、いずれ自分が白番のコンピューターに２子置かせて勝つことを目標にこの本を繰り返し読み返していきたいです。