冴え渡る《ASUKAのスーパー・インスピレーション》 日月神示ファイナル・シークレット1 上つ巻、下つ巻、富士の巻、天つ巻のCracking the Code

飛鳥昭雄氏は、イエス・キリストが中心であり、仏陀釈尊も例外ではないとする（p.161）。しかし、イエス・キリストと釈尊の違いを明確に理解するには、＜釈尊の教法の真義＞を知る必要がある。＊＊＊＜釈尊の教法の真義＞とは、「凡夫が聖者になり、聖者は釈尊と同等のブッダ（阿羅漢）になる」ことである。その聖者とは「凡夫の心」に「ブッダの心」が共存する者である。「凡夫の心」である「欲界の痴」が、「ブッダの心」である「欲界の智」に置き換われば、第一段階の聖者「預流（シュダオン）」に進化する。この「預流」にならなければ＜釈尊の教法の真義＞は絶対に理解出来ないのである。凡夫を聖者にするのは、『心の量子トンネル現象』である。「ブッダの心」が「凡夫の心」に染み込む心の量子トンネル現象は、「欲界の痴」＝「身見＋疑惑＋戒取」＝「三結（三煩悩）」に気づいた瞬間に始まる。「身見」は『私』および『私のもの』という自尊心（自己中心の思い込み）のこと、「身見」に迷うことで生じる「疑惑」は「懐疑心・偽善心に基づく失敗への怖れや不安（焦燥感）」のこと、「身見」に頼ることで生じる「戒取」は「古い固定観念（迷信や過った先入観）」を絶対視することである。一旦、『心の量子トンネル現象』が開始すれば、その影響が継続し、やがて「戒取」がもたらした「欲界の貪ぼり（欲貪）」と「疑惑」がもたらした「欲界の怒り（瞋恚）」が減少して第二段階の聖者「一来（シダゴン）」となる。さらに、「欲界の貪・瞋・痴」＝「身見＋疑惑＋戒取＋欲貪＋瞋恚」＝「五下分結」が消滅すれば第三段階の聖者「不還（アナゴン）」になる。「不還」になれば、欲界との縁が切れるので、人間界（欲界）への輪廻転生はない。欲界との縁が切れた「不還」は、間もなく、第四段階の聖者「阿羅漢」（＝第一段階のブッダ）になる。＊＊＊上記したことを図解すると次のようになる。第３密度は凡夫を表し、第４密度は阿羅漢（第一段階のブッダ）を表す。第３密度から第４密度に向かって、右上から左下に向かう斜めの線が「凡夫の心（『我思う故に我有り』を主張する心）」の存在割合を示す。一方、第４密度から第３密度に向かって、左上から右下に向かう斜めの線が「ブッダの心」の存在割合を示す。預流の聖者に進み始めた瞬間に、「ブッダの心（『我思わないが故に我有り』に気づく心）」が量子トンネル効果によって現れるのである。不還の聖者に進み始めると「凡夫の心」と「ブッダの心」の存在割合が逆転する。｜ ＼｜｜ ｜ ｜｜｜｜＼ ｜ ｜ ｜／|――――――――――――――――――――――――――｜｜｜＼｜／｜｜｜｜｜＼｜／｜｜｜｜｜＼｜／｜｜｜｜｜／｜＼｜｜｜｜｜／｜＼｜｜｜｜｜／｜＼｜｜―――――――＝＝＝＝＝＝＝＝＝――――――――――第5 第4不還預流 第3＊＊＊＜釈尊の教法の真義＞とは、欲界の存在である凡夫（人間）を非欲界の存在である阿羅漢（ブッダ）に進化させる「自利」の方法論である。しかし、それを可能にする秘訣は「利他」の慈悲心である。一方、イエス・キリストは第4密度以降で進化し続ける存在の頂点を「神」と呼んだ。しかも、＜釈尊の教法の真義＞を知ったイエス・キリストは、「利他」の慈悲心こそが実は「自利」の成功の鍵であることを知り、そこに教義の重点を置いたものと考える。それは、Paul Norman Tuttleによる『Raj Gathering＋ACIM Study Group』で行われたイエス・キリストのチャネリングを読めば、確認できる。さて、20世紀のチャネリングで有名なバシャールの発言から、本書および飛鳥氏のこれまでの解釈に対してコメントすることが可能になると思うので、以下に要約して引用する。【要約・引用：『未来はえらべる！』（バシャール、本田健共著）のp.204～209より】2012年以前の地球は、あらゆる存在（可能性）が共存できる世界であった。しかし、2012～2015年の間に、地球は「並行地球」の（量子論的）共存状態に変化する。各人間は自分の波動（の周波数）が選んだ一つの「並行地球」だけを体験するようになる。「並行地球」の分化は、2015年から加速し、2033～2050年の間に自分が所属する「並行地球」以外は体験できなくなる。2100年に「並行地球」は完全に分離し、自分で選択した世界だけを体験する。今は波動（の周波数）の違う人とも出会えるが、そのうち出会うことは不可能になっていく。喩えて言えば、今はまだ、全ての列車が一つの駅に向かって走っている。だから、途中の駅で別の列車に乗っている人と出会うことが可能である。しかし、2012年からは、路線が切り替わり始める。そして2015年からは、今は同じ駅に向かっている列車の多くが、別々の線路を走り、別々の方向へ向かうことになる。2025～2035年の間には、それぞれの線路は非常に遠く離れてしまう。【本書へのコメント】「最終戦争〔ハルマケドン〕（p.153）」を全人類の最終戦争と受け止める場合は、「並行地球」が分化した後の最もネガティブな一つの地球を意味する。しかし、「最終戦争（ハルマケドン）」を比喩と受け止める場合は、実際の最終戦争で多くの人間が死ぬように、ポジティブな地球から波動（の周波数）の違う多くの人々が消滅し、記憶からも消えてしまうことを意味する。