まずはこれだけドイツ語 (CD BOOK)

この本、意外といいです。語学が好きだけど、勉強が苦手な人にも向いてます。優れてる点は２つ。・本が、比較的薄めなので開いたままにしやすいし、一冊把握して仕上げやすい。初心者には分厚い本より、飽きずに回せるの方良いと思ってます。・ＣＤに日本語訳も入ってる。しかも日本語→ドイツ語の順で入門〜初心者向けです。理屈少な目なので、とにかく最初に慣れる、なじませるのに良いと思います。本書は、「導入編」「構文編」「実用編」の３部から構成されています。１「導入編」には、発音と基本単語があります。２「構文編」は、いわば文法です。３「実用編」は、海外旅行寄りの例文集です。以下、一例として勉強が苦手な人用の進め方を書いてみます。とりあえず、ＣＤを何度も聞いてシャドーイングすることを勧めます。カタカナやドイツ語を見ると、勝手な発音をしてしまうことがあるので。最初は、１「導入編」の発音はすっ飛ばして、次の基本単語、２「構文編」、３「実用編」の例文から聞き流し、シャドーイングするといいと思います。文法の理解からはじめず、音から入るといって、かといって発音の仕組みを文字で理解するわけではないところがミソです。文章の部品である単語のさらに細分化した音の構造という細かい話になると眠たくなるからです。まずは、大きすぎず（長文でなく）、小さすぎない（文法や発音の仕組みでもない）、適当な例文で、耳慣らし口慣らしをします。馴染んで研究意欲がわいてから、個人の興味に合わせて文法なり発音なりを追及します。レイアウトやイラストが素朴で一昔前の味わいがあります。ＣＤも一般人っぽい吹き込みがいいですよ。学習上の良しあしは私にはわかりません。ぜひ本屋で手に取って見てみてください。ちなみに、同シリーズの『まずはこれだけ フランス語 (CD book)』のFlowerさんのよりシンプルなレビューが、そのままこの本にも当てはまります。よろしければお読みください。