XaCAR (ザッカー) 2008年 03月号 [雑誌]

最近、若者のクルマ離れが一層進んでいる。これは昨今、不況の為に年収が減ってしまったのにも原因があろうが、パソコン、携帯電話といった他の興味の対象が増えたからだ。つまり、クルマというものに対して「乗れればいいじゃん」的な考え方をする人達も多いからではないだろうか？それに付け込んで燃料価格の上昇ときている。クルマにとっていい事が無いのである。そんな中、スポーツカーなどのパフォーマンスカーばかりを取り上げるこの雑誌はそういうクルマにとっての逆風の中で清涼剤というかカンフル剤的な存在だろう。今月号では真ん中の綴じ込みページでスポーツカーを特集している。中にはレクサスＩＳ−Ｆなどスポーツカーとはちょっと言い難い車種もあるが、それでも無いよりはマシかなと思う。この特集を見ると（海外と比較して）日本には思ったよりスポーツカーが少ないと思う。特にあの大トヨタはセリカだとか、スープラなどのかつてのスポーツカーを廃してしまった事にも呆れてしまう。しかし、最近のスクープ記事等を見ると、子会社化されたスバルの（多分インプレッサのものだろう）コンポーネンツを用いてＦＲスポーツカーを2009年から発売するらしいが、これはトヨタのスポーツカー復活の序章と呼んでもよいだろうか？話が脱線してしまったが、こういった雑誌でドンドンスポーツカーを取り上げる事によって、活性化されるのを望みたい。